2021-11-13
10代の男性患者様は、学校生活のトラブルで円形脱毛症を初発しました。伯母さまに円形脱毛症の既往がありました。私立医大の皮膚科に通って1ヵ月で悪化しました。耳鼻科で、脱毛する花粉症薬であるデザレックスで円形脱毛症は、さらに悪化しました。困り果てて、当クリニックを受診されましたが、ほぼ全頭脱毛に近い状態でした(写真)。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療により、産毛が生えてきて、治療1年6ヵ月後には、明らかな改善が見られました(写真)。この頃に、お母様が、お子様の友達に同じような症状の子供がいるので、そのお母さんに、子供が良くなった写真を見せて、この治療を紹介したいといわれました。世界中で、重症円形脱毛症の患者さんは困っています。円形脱毛症友の会のような会があるようですが、治らない皮膚科治療を行う医師の話を聞くよりも、IGF-1を増やす治療を紹介してあげたいですね。この会のバックについているウイッグ屋さん、IGF-1を増やす治療で、ウイッグが売れなくなるので反対するでしょう。