2021-08-21
東京都にお住まいの40代の女性患者様は、薄毛が気になり、街中のAGAクリニックを受診し、わけのわからない治療(ミノキシジルとスピロノラクトン)を受けて、体毛が生えてこなくなりました。女性の薄毛、または、円形脱毛症の方は、間違っても、そのへんのAGAクリニックに行ってはいけません。そこは、文字通り、AGA(男性型脱毛症)しか治療できません。治るかどうかはわかりませんが。この女性患者様は、その後、当クリニックに来院され、女性型脱毛症なので、カプサイシン、イソフラボン(スーパーセレクト)とタキシフォリン(ラーシュ)で、IGF-1を増やす治療を開始しました。しかし、女性型脱毛症では、体毛は抜けません。AGAクリニックの変な治療は、その原因と考えられましたが、自己免疫による脱毛も考慮して、セファランチンを40mg/日加えることにしました。その後、順調に改善していましたが、改善が続く治療1年8ヵ月後(写真)に、微熱と関節痛、そして両方の上まぶたの発赤が現れて、鼻毛が抜けてきました。眼科を受診すると、そこの医師が、瞼は何かにかぶれたのでしょうと、ステロイドの塗り薬を処方されました(お医者さんの思考停止のステロイド処方です)。しかし、鼻毛が抜けたことを、当クリニックに相談されて、眼科受診ことも知らされて、これは、膠原病による眼瞼の発赤、関節痛、発熱、そして鼻毛の脱毛と考えられました。内科で検査を勧めたところ、やはり自己抗体が陽性でした。皮膚筋炎かSLEが疑われました。内科受診の前に、セファランチンを80mg/日に増量してもらうと、その1週間後に、発熱や関節痛は改善しました。内科の治療に従うと、副作用が多く、対症療法に過ぎないステロイドを内服させられるところでした。内科のお医者さんから、光線過敏症もあるので、太陽に当たらないようにと言われたそうです(無茶苦茶な指導です)。サプリメントとセファランチンを飲んでいれば、医師指導のモグラ生活をしなくても良いことをお伝えすると安心されていました。ステロイドによるごまかしの治療も含めて、現代医学の標準的治療、あぶないものばかりですね。IGF-1を増やす治療は、脱毛症のみならず、円形脱毛症と同じく自己免疫疾患である膠原病にも効果があります。