2021-02-01
10代の女性患者様は、円形脱毛症や、その他の自己免疫疾患の家族歴もなく、来院する3ヵ月前の1ヵ月間、ケアセモというかゆみ止めを、1ヵ月間、毎日、塗って円形脱毛症を発症しました。ケアセモには、ジフェンヒドラミンとクロタミトンという、2種類のかゆみ止め(脱毛させます!)が、入っており、脱毛させるには、強力なパワーを持っています。ふつうは、円形脱毛症の既往や家族歴のある人で、このような脱毛薬を使用して、円形脱毛症が、発症、または、再発するのですが、全く円形脱毛症の既往も家族歴もない人で、円形脱毛症を引き起こすのですから、ケアセモは怖いですね>。皮膚科では、無駄な2ヵ月間を過ごして、その後、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチン(1日150mg)で、IGF-1を増やす治療を開始すると、ほぼすべての毛が生え変わりを起こしました。そして、治療2ヵ月後には、毛の残骸である切れ毛と、生えかかっている産毛が、混ざった状態となりました(写真)。ところが、その1ヵ月後、急速に、切れ毛が消失、そして、大量の産毛が生えてきました(写真)。勿論、頭皮には、強いかゆみが出てきました。円形脱毛症の素因が強くなく、強力なケアセモの脱毛作用で起こった円形脱毛症だったので、改善も早かったのでしょう。この患者様は、強い回復力を持っているので、このまま、サプリメントとセファランチンの飲み忘れがなければ、治癒のゴールは、目前です。