2021-02-02
関東地方在住の20代の男性患者様は、10歳で尋常性乾癬を発症しました。以来10数年も、皮膚科で治療するも、治りませんでした。また、片頭痛があり、毎月、バファリンを2~10錠も飲んでいました。そして、当クリニックに来院される7ヵ月前の6月に、円形脱毛症を発症しました。地元の皮膚科を受診すると、ステロイドの塗り薬と、脱毛する抗ヒスタミン剤である、フェキソフェナジンを処方され、全頭脱毛へと悪化し、とうとう全身の毛が抜ける汎発性脱毛へと進行してしまいました。どうしようもなく、皮膚科通いを続けているところを、お父様が心配して、当クリニックを探して、一緒に受診されました。頭皮は、乾癬のために、発赤し、手足顔には、乾癬の病変が見られ、全身の脱毛をきたしていました。医療に対する信頼を失ってか、しぶしぶ連れられてこられたという感じで、どうせ治りっこないと思われている表情でした。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン(80mg/日)で、IGF-1を増やす治療を開始して1ヵ月後に来院されました。頭皮の発赤はなくなり(写真)、手足の乾癬の病変の発赤と腫れが引き、頭皮の毛穴は、広い範囲で、黒く目立ち(写真)、前頭部前方と頭頂部では、すでに、黒い産毛が(写真)、そして、後頭部では、広い範囲に、白い産毛が生えていました。産毛が、もう生えてくるとは思ってもみなかったのでしょうか、指摘して見ていただくと、驚いて、思わず、笑顔になりました。お父様は、”何か、うれしくなってきた”と言われていました。さらに、片頭痛もなくなりました。ご本人は、初診時とは別人のように、笑顔になっていました。まだまだ、全国には、悲観しながらも、あきらめずに、皮膚科通いをされている円形脱毛症や尋常性乾癬の患者さんも多いでしょう。しかし、その皮膚科治療では、治りません!