2020-12-09
関西地方在住の10代女性患者様は、当クリニックに来院される2年6ヵ月前に、単発性の円形脱毛症を初発しました。皮膚科治療は受けずに、鍼治療を選択し、一時的に改善しましたが、悪化し、結局、全頭脱毛となりました(写真、治療前)。円形脱毛症の患者さんのサークルの方の紹介で、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチンでIGF-1を増やす治療を開始しましたが、この頃は、まだ、セファランチンを、徐々に増やしていく治療で、現在のように、2ヵ月目から、150mg・日の投与ではありませんでした。このことと、低体温だっだこともあり、効果が出るまでに、時間がかかりました。治療により、徐々に改善していくものの、結局、治癒が見えるまでの改善まで、4年9ヵ月もかかってしまいました(写真)。この間、患者様も、ご両親も、辛抱強く頑張られました。海外の文献では、円形脱毛症の自然治癒は、脱毛面積が、頭部面積の50%以上の場合、17年間で、わずか3.7%です。現在の皮膚科治療法は、効果が不十分なので、皮膚科に17年間通っても、自然治癒率程度の治癒しか期待できないでしょう
。効果がでないまま、そんなに、長く通院する人はいないでしょう。全頭脱毛の患者様の治癒までの期間は、それぞれで、大きく異なります。この患者様は、治癒まじかまで、4年以上かかりましたが、ゴールが見えてきたので、一安心です。