2020-12-08
30代の女性患者様は、円形脱毛症が再発し、名古屋市内の某公立大学病院の脱毛外来を受診しても治らず、ウイッグをつけるようになりました。そして、妊娠して、改善しましたが、出産で、また再発しました。頭皮がかゆく、その辺のレデイーズクリニックを受診すると、怖いザイザル(かゆみ止め)を処方され、頭髪が全部抜けました。当クリニックの院長の治療理論を知り、唐辛子を味噌汁に入れて食べると、産毛が生えてきたので、当クリニックを受診されました。IGF-1を増やす治療を開始すると、唐辛子味噌汁で生えた産毛が、順調に、増えてきて、治療7ヵ月後には、明らかな改善が見られました(写真)。しかし、これ以後、治療1年5ヵ月までの10ヵ月間は、悪化はしないものの、改善は見られず、患者様は、かなり、イライラされていました。しかし、治療を続けられると、治療1年7ヵ月後に、一部で産毛が生え始め、その後、産毛が増えていき、治療1年11カ月後には、再び、明らかな改善が見られました(写真)。この頃は、ご機嫌も良くなりました。初期の治療で、改善したので、停滞期も、治療効果を信じて、治療を続けられたのが良かったのでしょう。このように、同じ内容で治療していても、患者さんの体の状態で、治療効果は変わってきます。体の状態とは、自律神経の状態で、交感神経と副交感神経のバランスが、適度に取れているときは、治療効果は高くなりますが、交感神経の緊張が、副交感神経の緊張を上回るときは、IGF-1が増えにくくなり、効果が出なくなります。大きなストレスで、交感神経の緊張が、急に高くなると、IGF-1が減少し、再発するのです。円形脱毛症に限らず、多くの病気の治療で、同じことが言えます。αGPCは、副交感神経の働きを良くするので、治療効果を高めるのです。ストレスは、避けようがありませんが、毎日の生活リズムを規則正しくし、サプリメントと薬剤の飲み忘れをなくすことが、治療効果を高めるために重要です。