2020-09-30
40代の男性患者様は、当クリニックに来院される10年前に、睡眠薬代わりに、脱毛する抗ヒスタミン剤の入ったパブロンを眠る前に1錠飲んでいました(抗ヒスタミン剤により、正常の睡眠ではなく、意識障害による眠気がきます)。ちょうど、ストレスと重なった時があり、円形脱毛症を初発しました。皮膚科に、2ヵ月間通いましたが、治らず、パブロンを飲み続けていたので、その2ヵ月間で、全身の毛が抜ける、汎発性脱毛にまで悪化しました。以降、放置していましたが、当クリニックを見つけられて、来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療2週間で、おでこの上に産毛が生えてきました(写真)。鏡に映しても見える部位なので、患者様も、気づかれており、このように言われました。写真で、産毛を確認した時には、思わず、うれしい、驚きの笑いが出ていました。そんなに、早く、産毛が生えてくるとは思ってもみなかったからでしょう。そして、寝つきが良くなったと言われました、これも、IGF-1 の鎮静効果によるものです。しかし、抗ヒスタミン剤の副作用を期待して、睡眠導入剤代わりに使っていたことは、大変、危険な行為でした。しかし、これまでに受診された患者さんでも、近所のお医者さんから、眠れないからといって、抗ヒスタミン剤を処方されて、脱毛した方もいました。近所のお医者さんの、我流の治療もこわいですね。主治医選びは、命に係わる大事なことです。