2020-08-19
大阪府在住の20代の女性患者様は、2歳のころから円形脱毛症が続いていました。当クリニックに来院される3年前から、ロキソニンやバファリンなどの、脱毛する痛み止めを飲み始めて、円形脱毛症が悪化しました。関西地方の某私立医大病院の皮膚科で、かぶれ治療などの標準的治療を受けましたが、ますます悪化し、とうとう蛇行性脱毛にまで、進展しました。関西地方では、円形脱毛症を治せる医療機関が見つからなかったため、新型コロナウイルス感染蔓延の下、当クリニックに、遠隔診療のご依頼がありました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、治療2ヵ月で、まだ、ご自分では、治療効果は確認できないものの、頭皮がかゆいことに気付かれました。この時の、頭皮では、すでに、治療前になかった産毛が生えていました(写真)。当クリニックの治療は、痛みやかゆみを感じる知覚神経を刺激して、IGF-1 を増やして、産毛を生えさせる治療なので、知覚神経が敏感になり、産毛が生えるころには、頭皮がかゆくなります。これは、良い兆候です。間違っても、かゆみ止めを塗ったり、飲んだりしないで下さい。勿論、皮膚科には、行かないでください。せっかく生えた産毛が抜けてしまいます。かゆみ止めで、いったん再発すると、脱毛薬を止めても、しばらくは(場合によっては、半年間くらいも)、治療に反応せず、産毛が生えてこないこともあります。ムヒなどは、触るのも危険です。