2025-06-04
30代の女性患者さんは、当クリニックに来院される2年前に、新型コロナに感染しました。その2ヵ月後に大量脱毛し、皮膚科を10軒回りましたが、全く効果はなく、当クリニックに来院されました。びまん性に脱毛して、全体に毛の量が減っていました。そして、IGF-1を増やす治療を開始して、3週間後には、地肌が見えにくくなったとのご報告がありました。おそらく、まず、治療により、毛が太くなったための効果でしょう。新型コロナ感染の後遺症では、自己免疫疾患が起こることが多く、円形脱毛症や慢性疲労症候群が起こります。自己免疫疾患は、現代医学では、不治の疾患で、巷間言われているようなイベルメクチンや、ありきたりのサプリメントでは、絶対に治りません。IGF-1を増やす治療のみが、唯一、現時点で、自己免疫疾患を改善します。