2025-06-03
20代の女性患者さんは、お母様に円形脱毛症の既往があり、ご自身は、かゆみ止めのエピナスチンを服用して、円形脱毛症を発症しました。愛知県内のF医大を受診したところ、皮膚科の教授から、いきなり、”なんで禿げたの?”と聞かれて、とても悲しかったと言われていました。入院して、ステロイドパルス治療をやられましたが、効くはずもありません。困り果てて、当クリニックを受診されました。皮膚科の無効な治療の間に、全頭脱毛になっていました。IGF-1を増やす治療で、すぐに産毛が生えてきました(写真、治療開始時)。この患者さん、当直勤務が時々あったために、昼夜逆転による自律神経の不安定さから、治療途中に、しばしば、再発していました。しかし、転職して、当直勤務が無くなり、効果が安定してきました(写真)。睡眠不足では、交感神経緊張が緊張し、IGF-1が減って、脱毛します。しかし、当直勤務がなくなって、髪の毛の色も黒くなり、毛も太くなって、安定した効果が見られるようになりました。治癒したら、暴言を吐いた皮膚科のおっさんに会いに行かれると良いでしょう。おっさんは、驚いて、”何で生えたの?”と聞くのでは?