2025-05-14
20代の男性患者さんは、自己免疫疾患の家系で、花粉症の舌下免疫療法中に、かゆみを抑えるために投与された、かゆみ止めである、デザレックスを投与されて円形脱毛症を発症しました。皮膚科に行っても治らず、当クリニックに来院されました。IGF-1を増やす治療で、改善しましたが、治療費用節約のために、治癒していない時期に、セファランチン減量し、再発しました。これに、やや懲りられて、治癒後の減量を目指していましたが、治療2年3ヵ月後に、生え揃って治癒となりました(写真、赤い円内)。目立つ部分の円形脱毛症だったので、治癒してホッとされたでしょう。この患者さんは、飲み忘れもなく、キチンと治療されました。患者さんの中には、飲み忘れが多いことを棚に上げて、なかなか治らないのなぜですかと聞いてくる人もいます。規定量を飲みましょう。