2023-06-07
50代の女性患者さんは、当クリニックに来院される1年4ヵ月前に円形脱毛症を発症しました。総合病院の皮膚科を受診すると、ステロイドの内服剤と共に、脱毛する胃薬であるランソプラゾール(写真)を処方され、一気に悪化しました。困り果てて、当クリニックの来院されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療開始すると、この胃薬で傷んだ毛が大量に抜けて、結局は、汎発性脱毛からの治療開始となりました。治療後、前頭部に白い産毛が生えてきましたが、治療11ヵ月後には、その1ヵ月前にはなかった黒い産毛や眉毛が、急に生えてきました(写真、後頭部と左のまゆ、赤い円内)。この時に、この患者さんが、思わず”すごい!”と言われました。全身の毛を失う汎発性脱毛は、円形脱毛症の中の最重症型です。しかも、多くは、皮膚科で出されるかゆみ止めや、このような効きもしないステロイドによる胃潰瘍防止のための強い胃薬で起こってきます。皮膚科は、円形脱毛症を治すところではなく、悪化させるところです。近づかないようにしましょう。この患者さんは、後頭部以外にも、黒い産毛が生えてきており、カプサイシンも8錠/日飲んでおられるので、今後、順調に改善していくでしょう。