2023-01-11
韓国在住の9歳の女子患者さんは、お母様に自己免疫疾患の既往があり、引っ越しと日本から送られてきた風邪薬を飲んで円形脱毛症を発症しました。何が原因で円形脱毛症を発症したかはわからなかったのですが、よーく話を聞くと、日本にいる祖母の方が、日本の薬がよいからとアンパンマンのついた薬を送ってくれたそうです。犯人はすぐにわれました。池田模範堂のムヒの子ども風邪顆粒でした(脱毛成分クロルフェニラミン入り)。遺伝、環境変化、そして脱毛薬の恐怖の3拍子がそろってしまいました。まず、韓国の漢陽大学病院を受診するとミノキシジルを飲まされて、副作用で大変な目に会いました。そして、韓国ではトップの国立ソウル大学病院(写真)を受診しました。この頃には、全身の毛が抜ける汎発性脱毛の状態でした。小児皮膚科の教授であるDr. Kwon Ohsangは、これは韓国では治らないと当クリニックを紹介したそうです。なぜ、この医師が当クリニックを知ったかはわかりませんが、日本にはしばしば来ており、知り合いのお医者さんから聞いたのかもしれません。しかし、日本の無効な治療を羅列した診療ガイドラインに沿って無駄な時間を費やする対応とは天と地の違いです。因みに、当クリニックの院長も韓国とは縁があり、20年以上前ですが、ソウル大学で講演し、感謝状を貰っています(写真)。そして、韓国の私立大学ではトップクラスの延世大学でも講演して、記念のメダルを貰っています(写真)。これらの講演は、脱毛症の話ではなく、血液学の話でした。当クリニックで円形脱毛症の治療をして改善している韓国人の男子患者さんのお父様が、この記念メダルを見て、驚いたように、私は延世大学出身ですと言われました。この女子患者さんは、カプサイシンジェルを頭皮に塗って、梅花鍼で治療して、すぐに尿意をもよおしました。そして、青色光照射の後には、おなかがすいたと言われました。普段から、おしっこが遠く、食欲もないので、お母様が驚いていました。知覚神経刺激で膀胱の知覚神経が敏感になり尿意をもよおし、IGF-1が増えて、血糖が下がっての空腹感と思われます。IGF-1を増やす治療の効果が表われそうです。