2022-12-07
中国地方在住の40代の女性患者さんは、家庭内ストレスで円形脱毛症を発症し、その後の6ヵ月間以上の皮膚科治療で悪化しました。その後、放置していましたが、出産で著明悪化し、全身の毛が抜けました(汎発性脱毛)。遠路、当クリニックに来院され、カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量(150mg/日)で、IGF-1を増やす治療を開始すると、産毛が生えてきました。そして、以前お伝えしたように、新型コロナウイルスに感染して2か月後に、著明な改善が認められました(写真)。感染症自体も軽く済みました。感染で起こってくる発熱や体の痛みは、感染で全身の知覚神経が刺激されやすくなっている証拠で、この時に、IGF-1は増えています。当クリニックの知覚神経を刺激する治療を受けておられたので、感染による知覚神経刺激がより著明となり、脱毛が改善され、感染も軽く済んだと考えられます。その後も、治療を続けられ、脱毛斑もあとわずかとなり、髪の毛の質も良くなっています(写真、治療3年8ヵ月後)。しかし、治療開始から2年3ヵ月後と感染から2ヵ月後の頭部を比べて見ると、感染後の改善が高くなっています。このように、IGF-1が高いヒト(つまり、治癒力が高いヒト)が感染すると、感染も軽く済み、脱毛症もおこしません。しかし、脱毛症がないヒトで、高齢者であったり、基礎疾患があったり、また、飲んではいけないロキソニンを飲むとIGF-1が下がってしまい、感染も重症化しますし、脱毛症も起こってきます。ヒトの治癒力、すなわち、IGF-1の体内の量、これが高いヒトは、感染や他の病気でも、その後に、体はバージョンアップして、いわゆる一病息災となります。高齢でのIGF-1低下はどうしようもないですが、カプサイシンやイソフラボンなどのサプリメントで増やすことができますので、治癒力を上げられますが、ロキソニンや抗ヒスタミン剤でIGFを下げると(つまり、治癒力を下げると)、感染も重篤になり、感染で脱毛も起こってくるでしょう。日ごろからカプサイシンとイソフラボンなどのサプリメントを飲むことと脱毛薬を飲まないことは、治癒力を保つ上で極めて重要です。