2022-11-19
30代の男性型脱毛症治療中の患者さんは、副鼻腔炎があり、脱毛するモンテルカストではなく、脱毛しないプランルカストを服用するなど、脱毛薬を飲まないように注意していました。ところが、急に額の生え際の産毛が抜けたので、新しい薬の服用の有無を尋ねると、抗生物質は飲みましたとのお答えで、それでは脱毛はしないのですがと、再び他の服用薬をお尋ねしたところ、ルパフィンを飲みましたとのことでした。脱毛の真犯人が見つかりました。ルパフィンは、脱毛させる抗ヒスタミン剤です。耳鼻科のお医者さんは、鼻水と同じく、副鼻腔炎の膿が、鼻からでないようにとの考えから、ルパフィンを処方したのかもしれませんが、実際は、副鼻腔炎では、逆効果なのです。抗ヒスタミン剤は、鼻水を減らしますが、これは、膿を粘調にしてしまい、かえって排膿を抑えてしまいます。気管支喘息でも、抗ヒスタミン剤を痰がでないようにと処方する内科医がいますが、痰が粘調なり、気管支喘息の死因ともなる痰による気道の閉塞などが起こりやすくなります。ちょっと考えると、抗ヒスタミン剤は無効とわかるはずですが・・・・。この患者さん、気を付けていただけに、脱毛して、落ち込んでいました。不要な薬で、膿は出にくくなり、代わりに毛が出ていきました。再び、最新の脱毛薬一覧表をお渡ししました。