2022-11-15
30代の女性患者さんは、高校生の時に、生理痛を抑えるために飲んだノーシンピュアで円形脱毛症を発症しました(イブプロフェンという脱毛成分が配合されている)。ご親族にも、円形脱毛症の既往をもっている方が複数いました。皮膚科に行っても治らないので、放置していましたが、脱毛薬を、また飲まれたのかもしれませんが、悪化して、再び皮膚科治療を開始しましたが、全頭脱毛にまで悪化しました(写真、治療前)。その後、当クリニックに来院され、IGF-1を増やす治療を開始すると改善が続きましたが、お子さんの授乳で夜中に何回か起きるようになり、睡眠不足になり、軽い悪化が見られました(写真)。そして、夜中に1回だけ起きれば済むようになって、再び改善し、髪の毛の艶も良くなり(写真)、”全然違う!と喜ばれていました。そして、授乳されている女のお子さんの髪の毛も、増えてきれいになり、同じ年齢のお子さんより、髪の毛が多いと言われるそうです。睡眠は、育毛にきわめて重要で、最近では、アトピー性皮膚炎の痒みで、眠りが浅くなり、産毛が抜けた汎発性脱毛の患者さんもいましたが、このような場合は、就寝前に、ひどいところにステロイドを塗ってもらって対処してもらっています。睡眠が、妨げられるほどの痒みでは、一時のレスキューとしてステロイドの使用価値はあります。ステロイドの常用は意味ないですけれど。睡眠に気を使いましょう。