2022-10-24
20代の女性患者さんは、当クリニックに来院される7年前に円形脱毛症を発症しました。皮膚科に6ヵ月間通いましたが、治りませんでした。その後、放置していましたが、眉毛と睫毛が抜け始めて、あわてて当クリニックに来院されました。来院時、前額部の両側に大きな脱毛斑があり、IGF-1を増やす治療を開始して、脱毛斑は縮小し、内部に産毛が生えてきました(写真、治療11ヵ月後)。そして、治療12ヵ月後には、脱毛斑の内部の産毛が抜けて、毛の残骸である屍毛が発現し、しかし、生えたばかりの短い産毛もあり、この1ヵ月間で脱毛し、その後に、また、産毛が生えてきたことが考えられました。生活習慣の変化はなく、薬の使用の有無をお尋ねしても、特にないとのことでしたが、脱毛斑の所見からは、絶対に脱毛薬の使用があったと考えられました。そういえば、蕁麻疹がでて皮膚科に行って飲み薬と塗り薬を貰ったと言われました。それですね、脱毛の原因は。もらった薬は、脱毛薬フェキソフェナジンサワイと脱毛クリームレスタミンコーワクリームでした(写真)。幸い、フェキソフェナジンは、9日分しか飲んでいなかったそうです。そして、予め脱毛薬のリストはお渡ししていたのですが、あまり、見ていなかったのでしょう。今回の脱毛を経験して、”かゆみ止めの怖さがわかりました!”と言われました。初診時には、痛み止めやかゆみ止めでひどい脱毛を起こした患者さんの写真をお見せしたのですが、怖さが伝わってなかったですね。痛み止めやかゆみ止めで、本当に、毛がパラパラ抜けますよ。これからは、皮膚科には近寄らないでしょう。。