2021-12-20
50代の女性型脱毛症の患者様は、長期に当クリニックで治療しており、良い状態を維持していました。何の気の迷いか、突然整体院で治療をされるようになりました。しばらく来院されなかったのですが、最終診療から9ヵ月後に来院されて”今までで、最悪の状態になりました”と言われました。頭部写真でも、頭頂部の地肌が目立ち、側頭部でも、毛が細くなり、明らかに当クリニックでの治療中よりも悪化していました(写真)。お話を聞くと、名古屋市内C区にある某K整体院で薄毛の治療をしたとのことでした。施術内容は、よく眠れるという”おやすみ青汁”(大笑)、ビタミンE、プロテインを食べさせられ、そして大量の水を飲め飲めといわれ、ストレッチしろ、甘いものと果物は厳禁、そして、効果が出ないと訴えると、まだまだ、修行が足らないと別の商品を押し付けられ、費用は半年契約で100万円ということでした。契約の仕方、効果も出ないのに高額、そして患者さんへの対応、どれをとっても、悪徳宗教のやり方と同じです。新しい人が入れないほど、人気ですと言われて(多分、ウソ)、勢いに負けて9ヵ月間も治療を続けて、”失敗しました”とバツが悪そうに、当クリニックに復帰しました。再び、カプサイシンなどのサプリメントで、IGF-1を増やす治療を再開すると、1ヵ月後には、再び、毛が太くなり改善しました。ちょっとした気の迷い、頭皮も懐も痛みました。この整体院、アホか?しかし、青汁と聞くと、あの有名な育毛サロンを思い出します。同じ穴のムジナです。