2021-11-19
東北地方在住の10代女性患者様は、お母様に円形脱毛症の既往がありました。学校のトラブルで円形脱毛症を発症し、近くの皮膚科で無効、国立大学医学部附属病院皮膚科でステロイドパルスで失敗し、逃げ出すように、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、脱毛ムヒなどをも使っていたので、傷んだ毛が大量に生え変わり、全頭脱毛からの治療となりました(写真)。産毛は生えてきますが、途中で再発し、お母様も、”なんとか治して下さい”と不安でいっぱいでした。しかし、辛抱強く治療を続けられて、治療3年1ヵ月後には、明らかに改善し、円形脱毛症発症後、はじめて地毛カットができて、やはりウイッグよりもかわいいと喜ばれていました。まだ、十分に生え揃っていない部分もあるので、これからが
最後の仕上げになります。しかし、悪夢のステロイドパルス治療から逃げ出されて正解でした。