2021-10-18
関西地方在住の20代の女性患者様は、叔母様に円形脱毛症の既往があり、ご自身も、中学校時代から円形脱毛症の発症・寛解を繰り返していました。大学時代に実習が多忙となり、円形脱毛症を再発しました。近所の皮膚科で紫外線治療を受けて治らず、総合病院の皮膚科で、ステロイドパルス治療などを受けましたが、この時に出されたフェキソフェナジンを服用して、多発型円形脱毛症から、一気に悪化して、全身の毛が抜ける汎発性脱毛になってしまいました。関西地方では、汎発性脱毛を治せる医療機関が見つからなかったので、当クリニックに来院されました。来院時は、頭部に、毛根が傷んだ毛が数本残っているだけの汎発性脱毛の状態でした(写真)。最後に受けたかぶれ治療で、少し産毛が生えていたのが、不幸中の幸いでした。皮膚科が行っている治療で、かぶれ治療だけが、知覚神経刺激になります。皮膚科のセンセー方は、このことに気付いていません。時に、かぶれ治療をしながら、頭皮が痒いと患者さんが言うと、かゆみ止めを処方するという、バカなことをします。治療開始前に、産毛が生えていると、改善が早く起こります。円形脱毛症の患者さんで、皮膚科で抗ヒスタミン剤を投与されている方、すぐに捨てて下さい。しかし、標準的治療という名の下で行われる治療、行う医師たちは思考停止状態です。注意しましょう。