2021-09-27
関西地方在住の40代の女性患者様は、出産を契機に円形脱毛症を再発し、6ヵ月間皮膚科治療を受けましたが改善せず、当クリニックに来院されました。来院時は、全身の脱毛をきたす汎発性脱毛の状態でした。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、産毛が生え始め、治療2年1ヵ月後には改善してきました(写真)。その2ヵ月後、ご主人から、新型コロナが感染しました。37.5℃の発熱とのどの痛み、全身倦怠感と味覚嗅覚障害がありました。呼吸困難や酸素飽和度の低下もなく、味覚嗅覚障害以外は、食欲不振を残して、2,3日で消失しました。そして、10日間の宿泊療養を終えて自宅に戻られて、味覚嗅覚障害も、感染から1ヵ月で完全になくなりました。軽症で済んだことになります。すると、コロナ感染から、約2ヵ月後、脱毛症は著明に改善していました(写真)。食欲不振があったので、サプリメントやセファランチンが、規定量の半分しか飲めていませんでしたが、これまでにない改善です。コロナ感染に伴う発熱や痛みは、まさに、知覚神経刺激の結果起こってくる症状です(発熱は、知覚神経刺激の結果増えてくるプロスタグランジンによる)。ウイルス感染に伴う、IGF-1の増加が起こっており、無用な解熱鎮痛剤を飲まなかったことも、IGF-1増加による治癒力を阻害しなかったことになります。同じようなことが、インフルエンザ感染でも経験されています。20代の女性患者様は、円形脱毛症発症後、2年間の皮膚科治療で治らず、当クリニックのIGF-1を増やす治療を受けられ、改善しましたが、途中でインフルエンザに罹患すると、感染から2週間で、それまでになかった改善が見られました(写真)。これも、インフルエンザ感染に対して、IGF-1を増やす体の治癒力が改善をもたらしたことになります。IGF-1を増やす治療を受けていると、ウイルス感染も起こりにくいのですが、起こっても軽く済み、結局、IGF-1を減らす風邪薬を飲まなければ、体の状態は感染前よりも良くなるのです。古い本ですが、”風邪の効用”(野口晴哉著)という本があり、風邪をひくと、変な風邪薬を飲まなければ、体の状態は、一段良くなることが述べられています。細菌感染で、がんが改善した例も報告されており、感染に対する体の治癒力をうまく使えば、むしろ、体の状態は良くなります。わざと感染することはできませんが、IGF-1を増やす治療を受けていれば、ウイルス感染も軽く済み、体の治癒力をうまく利用することができます
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