2021-06-28
東北地方在住の60代の男性患者様は、家庭内のストレスで円形脱毛症を発症しました。脱毛薬の使用も、家族歴もないので、よほど大きなストレスだったのでしょう。まず、近所の皮膚科を受診すると、ステロイドを内服させられました。変な白髪が生えたそうです。下痢などの副作用でステロイドを中止して脱毛しました。何度も何度も同じ失敗を繰り返す皮膚科治療でした。いや、ステロイドで、変な毛は生えても、副作用で長くつづけられないので、やめればすぐ抜けるという結果はわかっているのに、なーんで、やるか!、と思います。来院時は、全身の毛を失う汎発性脱毛の状態でした。新型コロナウイルス感染蔓延の下でも、来院されましたので、治したいというお気持ちが強かったのでしょう。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン(80mg/日)で、IGF-1を増やす治療を開始すると、20日後には、まず、眉毛が生えてきました(写真)。これから、セファランチンを150mg/日に増量して治療しますので、頭髪も生えてくるでしょう。まゆ毛が、頭髪よりも、後に生えてくる場合もあります。円形脱毛症になったら、皮膚科に行くのはやめましょう。円形脱毛症診療ガイドラインを作った皮膚科医師の言葉通りに、皮膚科の治療は、なにもしないのも重要、そして、ウイッグを付けなさいということです。治療放棄ですが、これは、正解です。脱毛する抗ヒスタミン剤を処方されて、悪くされるよりは、ましです。