2020-12-23
IGF-1には、骨密度を上げたり、骨の成長や再生を促進する作用があります。これらの作用により、円形脱毛症治療中の男性患者さんで、骨折が、予測よりも、早期に治癒して、整形外科医が驚いたことをお伝えしました(2020年12月12日のお知らせ)。さらに、以下のような事例も経験されています。14歳の男子患者様は、頭頂部に薄毛があり、それに対して、カプサイシンとイソフラボンのサプリメントで、IGF-1を増やす治療を行いました。すると、治療1ヵ月後から、薄毛の改善と同時に、急に背が伸びてきて、学校の制服が、小さくなり、また、ズボンも短くなってしまいました。初めは、クリーニングのミスで、制服やズボンが縮んだと思い込み、この男子患者様のお母様が、クリーニング屋さんにクレームをつけたそうです。その後、制服やズボンが小さくなったのは、クリーニングのせいではなく、身長も含めて、体が大きくなったことが原因と分かり、とうとう制服も作り変えなければならなくなりました。この頃、学校の成績も上がりましたが、身長は、治療1年後には、治療前に比べて、9㎝も伸びたことが判明しました。このように、IGF-1を増やす治療は、骨の再生や成長の促進、そして、骨密度を上昇させるので、骨折の治療のみならず、低身長の改善にも応用できると考えられます。また、IGF-1は、記憶力の中枢である、海馬の神経細胞の再生をも促進するので、成績も上がったのでしょう。また、汎発性脱毛の71歳の女性患者様では、サプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療中に、健康診断の骨密度測定で、骨密度が50代の値であることがわかり、担当医も驚いていたそうです。このように、IGF-1を増やす治療では、脱毛症改善のみならず、骨の再生や成長の促進、さらに、骨の老化防止効果も確認されました。これらの事実は、逆に、IGF-1を減少させる痛み止めや抗ヒスタミン剤の頻回の使用は、成長期の子供では、成長の阻害の、そして高齢者では、さらなる骨密度の減少を招き、骨折の原因になると考えられます。