2020-10-05
30代の男性は、来院する2年前から、薄毛が気になっていました。お母さん方の、お爺さん(祖父)が、薄毛で、男性型脱毛症が遺伝したものと思われます。来院時、額の生え際に、薄毛があり(写真)、男性型脱毛症(AGA)として、IGF-1 を増やす目的で、カプサイシンとイソフラボンを含むサプリメントとアボルブ(プロペシアと同類のAGA治療薬)で、治療を開始しました。治療1年後には、額の生え際に、明らかに産毛が増えてきました(写真)。そして、治療前まで、頻繁に起こっていた片頭痛が、なくなりました。ところが、治療費削減のために、カプサイシンとイソフラボンを含むサプリメントのみを中止して、アボルブだけで、治療してみたいと希望されました。医薬品の方が、効果は高いと考えたのでしょうか?そして、その11ヵ月後、治療で生えた産毛は、ほとんど抜けて(写真)、治まっていた片頭痛まで、再発しました。AGAの治療では、基本は、IGF-1 を増やす、カプサイシンとイソフラボンで、アボルブやプロペシアは、IGF-1 を減らさないようにする作用しかありません。勿論、両者の組み合わせがベストですが、より重要なのは、カプサイシンとイソフラボンです。IGF-1 は、血管拡張作用があり、片頭痛の原因である、血管の攣縮(ちぢみ)を抑えるので、片頭痛発作をなくします。円形脱毛症治療でも、基本は、IGF-1 を増やすカプサイシンとイソフラボンで、セファランチン大量は、サプリメントによる、IGF-1 増加をさらに促進します。勿論、両者の組み合わせで、効果的な治療となります。