2020-09-04
9歳男子の患者様は、当クリニックに来院される2年前に、円形脱毛症を発症しました。叔父様に、円形脱毛症の既往がありました。愛知県内の私立医大病院を受診すると、診れないから、お隣の県の、円形脱毛症治療の専門という(ただ、治療件数だけが多くて、治しているという意味ではありません)某国立医科大学病院へ回されました。かぶれ治療で、少し改善しましたが、かぶれがひどく、結局、悪化したそうです。当クリニック来院時は、全身の毛が抜けてしまう、汎発性脱毛の状態でした(写真、治療前)。どこも、同じ治療をするなら、大学病院の皮膚科たるもの、別に、隣の県の大学病院まで、回さなくても良いと思います。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1 を増やす治療を開始すると、産毛が生え始め、治療7ヵ月では、著明に改善しました(写真)。困り果てて来院されたご両親も、少し安心されて、笑顔になっていました。皮膚科の標準的治療を受けて、単発性の円形脱毛症が、全身の脱毛をきたす汎発性脱毛へと悪化したのは、ご両親には、ショックだったでしょう。
サプリメントとセファランチンの飲み忘れや、脱毛する薬を使用しなければ、よほど大きなストレスがない限り改善していくでしょう。