2017-05-09
よく、円形脱毛症を起こした時に、頭皮が痛痒くなって脱毛したという方がいます。また、名古屋Kクリニックの円形脱毛症の患者さんで、IGF-Iを増やす治療を行い、毛が生えてくるときに、頭皮が痒くなってくる方がいます。 このような、円形脱毛症に伴う頭皮の痛痒さとは、なぜ起こるのか、また、どのような意味をもつのでしょうか? 痛みや熱さを感じる知覚神経を刺激すれば、円形脱毛症を改善するIGF-Iが増えます。円形脱毛症の発症時の痛痒さは、実は、体の中にある知覚神経刺激物質が増えて、IGF-Iを増やそうとしているために起こってくるのです。そして、IGF-Iを増やす治療、言い換えれば、知覚神経を刺激する治療を行っている時の頭皮の痒みは、治療により、知覚神経が過敏になり、起こってきます。すなわち、円形脱毛症に伴う頭皮の痒みは、発症時では、体の治ろうとする力(治癒力)による知覚神経過敏で、後者では、治療による知覚神経過敏で、どちらも、基本的に同じで、IGF-Iを増やし、脱毛症を改善するという重要な意味を持つのです。しかし、円形脱毛症を起こして、近所の皮膚科から大学病院の皮膚科を受診すると、そこの医師は、間違いなく、脊髄反射的に、この頭皮の痒みに対して、かゆみ止め(抗ヒスタミン剤)を処方するでしょう。そして、それで脱毛は、さらにひどくなります。せっかく治ろうとしている体に、かゆみ止めを処方する皮膚科の治療で、毛が生えることはなく、抜ける一方です。このような場合、逆に知覚神経を刺激する治療を行う必要があるのです。皮膚科で行う、通称”かぶれ治療”は、頭皮の知覚神経を刺激する治療です。したがって、この治療だけは、皮膚科で行っても、一時的な効果はあるでしょう。しかし、治療を行っている、皮膚科の医者は、このメカニズムを知りません。この治療を、”局所免疫療法”などというわけのわからない名前で呼んでいるようで、どうしようもないです。