2016-09-12
痛み止め(解熱鎮痛剤)やかゆみ止め(抗ヒスタミン剤)は、知覚神経の働きを低下させるので、育毛物質IGF-Iを減少させ、脱毛を引き起こします。名古屋Kクリニックでは、このような症例の数が40を越しています。写真の男性は、気管支喘息の治療で、抗ヒスタミン剤である、クラリチンという薬を内服された時から、薄毛が気になり始め、治療のため来院されました。明らかに、男性型脱毛症が発症しています。製薬会社に報告すると、クラリチンでは、すでに臨床治験の段階で、脱毛が報告されているそうです。古い時代では、気管支喘息に抗ヒスタミン剤を使うことがありました。しかし、抗ヒスタミン剤は、それが鼻水を抑えることを見てもわかるように、患者さんの痰を粘調にするので、現在では、この薬は気管支喘息の治療には、ほとんど使いません。すぐに、患者様には、この薬の使用を中止してもらいました。奇妙なことに、日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインには、抗ヒスタミン剤の使用が勧められています。皮膚科の医師たちは、抗ヒスタミン剤が、脱毛をひき起こすこと
に気付いていないようです。患者さん自身が、注意しましょう。