2016-07-06
以前からお伝えしているように、痛み止めやかゆみ止めは、内服のみならず、点眼、点鼻、そして外用(テープ、ゲル、および湿布など)でも、体内に成分が吸収され、脱毛を引き起こします。
写真の30代の男性患者様は、生活環境の大きな変化をきっかけに、当クリニック来院の2年前に円形脱毛症(多発型)を発症しました。その後、2件の皮膚科で、お決まりの治療を受けましたが、効果なく、当クリニックに来院されました。治療6ヵ月後に、ほぼ治癒して、サプリメントや薬を減らしていき、経過をみていました。
ところが、左肩の痛みがあり、警告を無視して、ボルタレンテープを2回貼ってしまいました。その1週間後に写真にあるように、左耳の上の部分に再発が認められました。治療中だったので、拡大せずにすんでいますが、症例によっては、治療前よりも脱毛してしまうこともあります。
湿布や塗り薬を使用される場合は、医療機関やドラッグストアの薬剤師に抗炎症成分や抗ヒスタミン剤が入っているかをお聞きください。もしくは、名古屋Kクリニックまで、使用予定の
薬の名前をお知らせください。こちらで調べて、安全かどうかをお伝えします。
これらの成分は、知覚神経機能を低下させ、育毛物質IGF-Iを減少させ、脱毛を引き起こします。因みに、本日、厚労省から、ボルタレンに、ロキソニンと同じく腸閉そくなどの危険な副作用があることが発表されました。これも、IGF-Iが低下した結果起こるものと考えられます。