2025-09-08
40代の女性患者さんは、引っ越しを契機に円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科で治療するも治らず、近くの、偏差値最低、学費トップの私立医大の皮膚科を紹介され、入院してステロイド注射とかぶれ治療を受けましたが、治りませんでした。その後、脱毛薬であるキプレス(モンテルカスト)を長期に投与され、全頭脱毛になりました。皮膚科治療を止めたら、自然に改善してきましたが、結局、治らず、当クリニックを受診しました。IGF-1を増やす治療で、改善し(写真、初回治療9ヵ月後)、自己判断で治ったと考え、治療を中断しました。勿論、治癒まで治療しないと、また、再発します。結局再発し、改善した治療なので、こんどこそは、治癒までもっていきたいと、当クリニックを再受診されました。再び、IGF-1を増やす治療を開始し、4ヵ月後には、手で触って産毛が増えている事を実感されました。確かに、写真上でも、産毛は増えています(写真、赤い円内)。一生に一度きりの治るチャンスを1回逃したことの後悔からの再治療でした。別に、その私立医大が悪いのではなく、皮膚科治療は、近所の皮膚科さんから学費最低(国立大学)、偏差値最高の大学医学部の皮膚科治療でも同じなので、なおりません。IGF-1を増やす治療のみが頼みの綱です。