2025-08-27
漢方薬の牛黄は、牛の胆石を粉にしたものです。その中には、胆汁の成分が濃縮されており、成分の中でも、胆汁酸が知覚神経を刺激して、IGF-1を増やします。多くの患者さんが服用されている薬であるウルソは、胆汁酸の一つです。しかし、牛黄には、ウルソよりも大量の胆汁酸が含まれているので、IGF-1を増やす効果は、ウルソよりも高くなります。牛黄は、ウルソより高価ですが、飲んでみたいという患者さんも多く、40代の蛇行性脱毛の女性患者様は、牛黄を1ヵ月服用後、改善中であった後頭部の脱毛の改善が、促進されました(写真)。また、汎発性脱毛の男性患者様も、牛黄を飲まれて、白い産毛が増えてきました。そして、共通していたことは、飲みだして2週間ほどで、明らかに抜け毛が減ったということでした。当クリニックの院長も体験してみましたが、確かに、お湯シャンでの抜け毛が明らかに減りました。そのほかにも、階段を上がった時の動悸が減った、さらに飲むと眠くなったなどの感想もあり、それぞれIGF-1の強心効果と鎮静効果の表れと考えられます。牛黄のこのような効果のために、牛黄は、それぞれ、心臓の働きを高める生薬の”救心”や赤ちゃんの夜泣きを抑える”樋屋奇應丸”などに使われています。高価な漢方薬ですが、4年前の価格の3倍以上に値上がりして、現在、ネット注文では、一瓶が17万円以上になっています。当クリニックには、在庫が少しだけあり、価格は、旧価格で、市販価格の半分以下です。もし、さらにブースターとして、治療効果をステップアップされたい患者さんは、お申し出下さい。牛の飼育環境の衛生面が改善されて、牛の胆石が減ってしまい、価格が高騰しているようです。牛にとっては、良い話ですが、治療薬として使用するヒトにとっては、牛黄は良いクスリなだけに、残念な話です。牛黄は、IGF-1を増やすので、どんな病気にも効くはずです。