2025-06-13
50代の女性患者さんは、皮膚科治療が無効で、30年間も円形脱毛症を繰り返していました。花粉症があり、脱毛する痒み止めであるエピナスチンや、不眠症で、脱毛するブロチゾラムを服用していたので、無理もありません。困り果てて、当クリニックを受診され、カプサイシン、イソフラボンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、4ヵ月後には、おでこの上の円形脱毛症が改善しました(写真、赤い円内)。そして、なにより喜ばれたのが、これまでIGF-1を減らす、睡眠導入剤であるブロチゾラムを飲んでも、治らなった不眠症が、カプサイシンを飲むと、気持ちよく眠れるようになったことでした。IGF-1は、生理的な睡眠を深くする作用があるので、安全な睡眠改善剤とも言えます。心療内科では、不眠症の患者さんたちが、危険なベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤を飲まされていますが、考えただけでもゾッとします。飲むのは止めましょう。脱毛症が無くても、服用中止して下さい。