名古屋Kクリニック

IGF-1理論に基づいた育毛クリニック

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お知らせ

2025-05-28

不眠症治療剤デエビゴも、脱毛の可能性あり!

オレキシンという覚醒に寄与する物質の作用を阻害して、不眠を治療するデエビゴという薬があります。以前に、ある患者さんから、この薬は、脱毛させないかと問い合わせがありました。その時は、それまでに脱毛した患者さんはいなかったので、そうお答えしましたが、外国の文献を調べて見ると、オレキシンの受容体は、末梢の知覚神経にも存在しており、オレキシンは、知覚神経の機能の改善に寄与していることがわかりました。このような場合、オレキシンが知覚神経を刺激して、知覚神経がIGF-1を作り、IGF-1が再び知覚神経に作用して、その生存や分化が促進されるという形をとります(オートクライン機構)。したがって、オレキシン受容体の拮抗薬は、知覚神経の働きを低下させて、IGF-1を減らす可能性が高くなります。デエビゴで、脱毛した症例は、まだありませんが、服用しないほうが良い薬です。