2025-05-27
当クリニックの院長が、赤ワインに含まれるポリフェノールであるレスベラトロールが、知覚神経を刺激して、IGF-1を増やすことを見出して、これまでに言われていたフレンチパラドックスなどの赤ワインの効能のメカニズムが明らかになりました。当時、この発見は、毎日新聞に掲載され、新幹線車内の電光ニュースでも取り上げられました。このことを、男性型脱毛症の男性患者さんにお伝えすると、毎日1杯の赤ワインを飲用され、その2ヵ月後に、つむじ付近と両側の剃りこみ部分の産毛が増えて、太くなりました(写真、赤い円内)。この患者さんは、高カカオチョコは食べられていなかったので、86%以上のものを20g食べてもらうようにしました。レスベラトロールが、IGF-1を増やすというニュースを知った、オーストラリア在住の日本人の方から、オーストラリアのゴールドコーストの大学病院では、病院の夕食に赤ワイン1杯がつくことが、当クリニック院長に知らされました。IGF-1の健康効果は、育毛だけではなく、いろいろな疾患の改善に有用であるので、患者さんに、赤ワインが振舞われることも理解できます。因みに、ダークチョコレートと赤ワイン好きの老人は長生きだそうです。IGF-1を増やすことで、健康効果を発揮するポリフェノールは、髪も人生も長くします。ポリフェノール摂取は、対症療法に終始し、副作用の多い薬を使う現代医学よりも、頼りになるでしょう。