2025-04-15
花粉症の季節が進行中ですが、鼻水や目の痒みをとる花粉症の薬で、重症円形脱毛症が発症します。20代の男性患者さんは、アレグラFXを服用して、円形脱毛症を発症しました。皮膚科に行くも治らず、とうとう全身の毛が抜ける汎発性脱毛にまで悪化しました。困り果てて、当クリニックに来院され、IGF-1を増やす治療を受けられて改善しました。まだ、小さな脱毛斑はあるものの、外見的には、健常者と同じです(写真)。花粉症の症状はとっても、このような薬は、アレルギーには無効ですから、花粉症は治りません。ただ、副作用だけが出てきます。飲まないようにしましょう。汎発性脱毛、IGF-1を増やす治療でも、生え揃うまでには、3年ほどかかります。現代医学では不治の円形脱毛症です。ステロイドやオルミエントなどのごまかしの治療は受けないようにしましょう。