2025-03-11
40代の女性患者さんは、脱毛成分入りの目薬ロートクール40と脱毛薬の定番ロキソニン使用で、円形脱毛症を発症しました。尋常性白斑もあるので、自己免疫疾患の素因をもっていると考えられました。皮膚科に通うも、全く治らず、当クリニック来院されました。広汎に脱毛した多発型円形脱毛症の状態でした(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、1ヵ月後には、皮膚科治療中に傷んだ毛が、新しい毛に生え変わるための毛の生え変わりを経て、前頭部で産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。生え変わりの脱毛の可能性は、前もってお話していたにも関わらず、皮膚科治療中に脱毛した記憶がフラッシュバックしてか、不安が強くなっていました。しかし、新たな産毛が生えてきたことを確認されて、安心されていました。皮膚科にかかっている時には、毛が全部なくなるのではないかという不安が強かったと思います。IGF-1を増やす治療では、治りますので、ご安心ください。