2025-02-08
40代の女性患者さんは、円形脱毛症を発症し、東京の某私立医大の皮膚科を受診しました。皮膚科医は、ステロイド服用を指示し、服用すると、一時的に産毛は生えたものの、その後生えなくなり、すべて抜けました。顔が腫れて、もう服用したくないと話すと、止めると全部の毛が抜けますよと恫喝したようでした。ステロイドは、止めなくても、どうせ、減量すると、毛は抜けてしまいます。ステロイドは副作用が強いので、長くは飲めないことは皮膚科医も良く知っています。そして、あきれたことに、市販のリアップの方が、皮膚科治療よりも効くよと言い出す始末。リアップX5には,脱毛成分ジフェンヒドラミン入りのものもあり、そのような製品で、毛が生えるわけはありません。オルミエントは、勧められなかったそうですが、ステロイドと似たようなものです。円形脱毛症を、はっきりと治療できないとも言わずに、また、ステロイド投与の結果が無効に終わることを知りつつ、ステロイドを処方する皮膚科医に対して、心が折れそうになったそうです。重症円形脱毛症の患者さんで、皮膚科に通われている方、心折れずに、よく言われるままに治療を受けていると思います。この医大には、円形脱毛症診療ガイドライン作成の医師がいたので、さらに、驚きです。