2025-01-24
30代の男性型脱毛症の患者さんは、長い年月薄毛で悩んでいました。そして、体温は時に35℃台、高くて36℃台前半でした。カプサイシンを増やすことが、改善に最も有効であることをお話すると、徐々に増やし始めて、とうとう30錠/日まで増やされました。そして、カプサイシン21錠から、体温が正常になり始め、30錠では、36.9℃まで上昇しました(図)。カプサイシンを増やすと、IGF-1が増えますが、知覚神経刺激による体温センサーの働きの向上に加えて、IGF-1は、体の熱産生に重要なアンカップリングプロテインを増やします。勿論、脱毛症の改善も明らかで、額の生え際の毛が増えて、前髪も太くなっています。体温が36℃台前半の患者さんは、カプサイシンののい方を工夫して、服用量を増やすようにしましょう。脱毛症になって、皮膚科に行くよりは、唐辛子と豆腐を買って、毎日食べるようした方が、改善します。