2023-06-03
関西地方在住の30代の女性患者さんは、橋本病があり、仕事のストレスで睡眠不足がつづき、円形脱毛症を発症しました。すなわち、自己免疫疾患の素因に睡眠不足が加わったことで起こった円形脱毛症でした。関西医大の皮膚科を受診すると、毛染めをするから、円形脱毛症になるのだと、皮膚科医から言われたそうです。さすが、あの円形脱毛症診療ガイドラインを作った日本皮膚科学会の会員さんです、珍説を披露しました。しょうもない話はさておき、患者さんは、困り果てて当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンで、IGF-1を増やす治療を開始すると、治療前にあった白髪が、明らかに増えてきました(写真、治療2ヵ月後、赤い円内)。また、眉にも、白髪が生えてきました(写真、赤い円内)。お伝えしたように、円形脱毛症の自己免疫の標的は、髪の毛の黒い色素であるメラニンです。したがって、IGF-1を増やす治療により、重症の自己免疫がある場合、自己免疫で傷害されない毛根、すなわち、メラニン色素のない毛根で、産毛が出来てきます。これが、白髪となって生えてきます。そして、さらにIGF-1を増やしていくと、自己免疫が強く抑制されて、メラニン色素がある毛根も攻撃されなくなり、黒い産毛が生えてくると共に、白髪の毛根でも、メラニン色素が出来てきて、白髪が黒くなって治癒します。この患者さんでも、次に黒い産毛が生えてくるでしょう。また、橋本病も、IGF-1の増加により改善してくるでしょう。毛染めが円形脱毛症の原因などと言っている皮膚科医がいる病院では、円形脱毛症は、絶対に治りません
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