2023-05-29
名古屋市在住の40代の女性患者さんは、新型コロナワクチンで脱毛が起き、気管支喘息の治療で処方されたモンテルカスト服用で、大量の脱毛が起こりました。皮膚科に行っても治らず、悪化するばかりでした(図)。困り果てて、当クリニックに来院されました。IGF-1を増やす治療の1ヵ月後には、モンテルカストで毛根が傷んだ毛が、新しい産毛に生え変わるために抜けて(写真、青い円内)、しかし、もう産毛が生えてきました(写真、赤い円内)。そして、この時に、名古屋に住んでてよかったと言われました(図)。治療2ヵ月後には、新たな産毛が明らかに増えてきて(写真、赤い円内)、このことをお伝えすると、毛が生えてきたことを聞いただけでうれしいですと、言われました。皮膚科治療で悪化していたので、治療不信になっていたのでしょう。このように、治療により、状態の良いところから毛が生えてきますが、改善したことで喜ばれる患者さんは、改善しても、まだ、生えていない部分があることを気にする患者さんに比べると、より早く改善してきます。この患者さんの場合、IGF-1を増やす治療の効果に、結果を前向きにとらえることによるプラセボ効果が加わって、改善が早くなります。改善しても、改善を喜ばない患者さんは、ネガティブな感情によるノセボ効果で、改善が遅くなります。病気以外の出来事でも、事態の好転や暗転に関して、同じことが言えそうですね。