2023-04-18
関東地方在住の50代の女性患者さんは、祖母の方に円形脱毛症の既往があり、ご自身は、来院する7年前に、脱毛薬エバスチン(抗ヒスタミン剤)で円形脱毛症を発症され、同じく脱毛薬であるクレマスチン(抗ヒスタミン剤)で、さらに悪化しました(図)。当然、皮膚科治療で効果なく、当クリニックを見つけて来院されました。カプサイシンやイソフラボンなどのサプリメントとセファランチン大量(150mg/日)で、IGF-1を増やす治療で、治療8ヵ月後には、改善が見られました(写真)。そして、娘さんの背が低く、IGF-1を増やす治療で、成長期のお子さんは背が伸びることを知られて、娘さんにも、カプサイシン、スーパーセレクト、そして成長ホルモンの分泌を増やすαGPCを服用してもらうことになりました。すると、これまでの2年間の身長の伸びに比べて、サプリメントを服用して5ヵ月後には、2倍近い身長の伸びが見られました(図)。良く知られているように、成長ホルモンが身長を伸ばすのは、IGF-1を増やすからで、成長期のお子さんが、円形脱毛症の治療で、IGF-1を増やすサプリメントを服用すると、身長が伸びることは、当クリニックでは良く経験されます。患者さんであるお母様は、自身の円形脱毛症の改善ともども、大変喜ばれていました。逆に考えると、小児喘息などで、IGF-1を減らすモンテルカストなどを長期に服用すると、身長を始め、成長が止まることは十分考えられます。薬害脱毛ならぬ、薬害低身長です。因みに、IGF-1を減らす抗ヒスタミン剤を長期間服用するアトピー性皮膚炎のお子さんは、低身長であることが報告されています。脱毛薬は不健康の素です。
