2023-04-12
普通のお医者さんは、ある病気の診断がつくと(特に胃腸の病気)、刺激物はとらないようにと言うことが多いのですが、何でこんなことを言うのかわかりません。特に、胃酸(胃液)が食道に逆流して食道に炎症が起こる逆流性食道炎では、刺激物はとらないようにと言われるでしょう。九州地方在住の50代の女性患者さんは、自己免疫による下垂体機能低下と甲状腺機能低下があり、某総合病院で治療を受けました。円形脱毛症や関節リウマチなども含めて、自己免疫疾患は現代医学では治らないので、ここの治療というのも、ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンを補うだけの対症療法です。多くの内科医は、これで治療した気になってますが、自己免疫は全く治まっていません。この患者さんは、これらの自己免疫疾患とともに、逆流性食道炎と診断されて、胃酸分泌を強力に抑えるパリエットという胃薬を処方されました。胃酸は、カプサイシンのように、知覚神経を刺激する作用があるので(だから、胃炎になると胃がしくしく痛む)、IGF-1を増やします(図)。パリエットは、胃酸分泌を強力に抑制して、IGF-1を減らします(図)。この患者さんは、自己免疫疾患をもっていたので、パリエット服用によって、IGF-1が減って、円形脱毛症を発症しました(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントと大量のセファランチンでIGF-1を増やす治療を開始すると、3ヵ月後には、”髪が伸びるようになりました”と言われました。髪が伸びるだけでなく、地肌は隠れて、髪の毛全体が太くなって、外見は治療前と比べたら、別人のようです(写真、治療3ヵ月後)。円形脱毛症が改善したのです。確かに、髪の毛も、治療前よりも長くなっています。そして、カプサイシン(刺激物)を飲んだのに、逆流性食道炎の症状(夜間の胸やけなど)も、改善しました。アレ?、多くのセンセー方は、胃腸の病気では、刺激物をとるなというのに、刺激物で逆流性食道炎が良くなっています。そう、彼らは、何の医学的根拠もなく、ただ言っているだけなのです。素人さんでも、考えそうなことを言うのですね。カプサイシンは、胃の知覚神経を刺激して、胃酸の分泌を正常にし、胃の運動を促進します。これらの作用で、胃酸(胃液)が、食道に逆流しなくなり、逆流性食道炎が改善します。もともと、過食や甘いものの食べ過ぎで、胃の運動が悪くなって、胃液が食道に逆流してくると考えられるので、カプサイシンの服用が効果的なのです。もし、どこかの医療機関で、刺激物はとらないようにと言われたら、理由を聞いて下さい。お医者さんは、しどろもどろになって、怒り出すかもしれません。よそに行ってくれと言われたら、当クリニックに来てください。