2023-04-08
関西地方在住の30代の男性患者さんは、花粉症でアレジオンを服用して円形脱毛症を発症しました。皮膚科に2年半通いましたが、悪化の一途で、当クリニックを受診された時には、蛇行性脱毛の状態でした(写真、治療前)。カプサイシン、イソフラボン、そしてセファランチンで、IGF-1を増やす治療で改善してきましたが、カプサイシンを8錠/日に増量して、わずか1ヵ月で、それまで以上の改善が見られました(写真)。花粉飛散情報で飛散量が多いと、多くの人たちは、ドラッグストアで、テレビのCMで見た花粉症の症状をとる薬を買います。アレグラやアレジオンは、よくCMで名前が出てきます。これらの薬を買って飲んで、脱毛します。もし、円形脱毛症、つまり自己免疫疾患の体質をもっていれば、抜け毛が増えるだけでは済まず、この患者さんのように、重症の円形脱毛症を発症します。この患者さんも、家族歴はなかったのですが、家族歴がないからと言って、自己免疫疾患の体質がないとは限りません。しかし、家族歴があれば、重症の円形脱毛症を発症します。重症円形脱毛症が起こっても、この患者さんのように、皮膚科医は助けてくれません。薬は嫌いだから、ドラッグストアの薬は、一切飲まないという人もいます。これくらいの用心が、ちょうど良いのかもしれません。ドラッグストアは、あなたに幸せをもたらしません。花粉飛散量と毛の飛散量は、比例するでしょう。