2023-03-10
花粉が大量に飛散して、くしゃみや目の痒み、鼻水などの症状が強くでます。しかし、これらの症状は、花粉によって肥満脂肪から放出されるヒスタミンが知覚神経のH1受容体を刺激するためにでる症状です。しかし、体内のIGF-1は増えているでしょう。ヒスタミンと同じく、知覚神経のH1受容体を刺激する物質にベタヒスチンという物質があります(図)。これは、めまいの治療に使用される薬(商品名はメリスロンなど)です。この薬には、めまいの改善以外に、片頭痛や認知機能を改善する作用が認められており、まさに、これらは、カプサイシン、イソフラボン、そしてセファランチンによる体内でのIGF-1を増やす治療で見られる効果と同じです(図)。そして、めまいの治療で、ベタヒスチンを服用した60代の女性では、脱毛症が改善しました(図)。また、花粉症の症状を軽くするアレグラなどの抗ヒスタミン剤は、脱毛を引き起こします。これらの事実から考えると、花粉症では、体内のIGF-1は増えている可能性が高く、脱毛症は、花粉症で改善している可能性があります。とはいうものの、花粉症の症状がひどくなるつらいものがあります。かゆみ止めは使えないので、マスクをしたり、眼鏡をかけたり、目薬ではなく、かゆみ止めを含まない目の洗浄液であるウエルウオッシュアイを使って下さい。ネットで、花粉症と脱毛症で検索すると、その辺りのAGAクリニックが花粉症で薄毛は悪化するという記事を書いていますが、これはウソです。