2023-03-03
北海道在住の7歳の女性患者さんは、伯母様に重症の円形脱毛症の既往があり、ご自身は、生活環境の変化で、円形脱毛症を再発しました。近所の皮膚科に行くと、不幸中の幸いで脱毛する抗ヒスタミン剤は出されませんでしたが、効果のある治療はなく、円形脱毛症は、悪化して、数が増えていきました。これでは、お子さんがかわいそうと遠路来院されました。大きな脱毛斑がたくさんあり、全体に毛量も減っていました。そして、脱毛部分の内部には、毛の残骸である断毛や屍毛が多数ありました(写真)。産毛など見当たりません。患者さんのお母様が、これらの毛の残骸は産毛ではないのですかと聞かれたので、円形脱毛症が悪化するときに見られるものですとお答えしました。お母様は、驚いたように、受診した近所の皮膚科では、これらは治療で生えてきた産毛と言われました。”どこがじゃ!”