2022-09-21
関東地方在住の20代の女性患者さんは、痛み止めのバファリン服用と環境変化で円形脱毛症を発症し、皮膚科で出されたフェキソフェナジンで悪化しました。抗核抗体陽性でした。困り果てて、当クリニックに来院されましたが、重症の蛇行性脱毛の状態で、IGF-1を増やす治療で、傷んだ毛が大量に生え変わり、汎発性脱毛からのスタートとなりました。フェキソフェナジンのせいです。治療後、白い産毛が全体に生えてきて、眉毛も睫毛も生えてきました。そして、新型コロナ感染1ヵ月後に、新たに黒い産毛が、多くの部位で生えてきました(写真、赤い円内)。新型コロナ感染で、炎症性サイトカインという物質が増えてきますが、これが知覚神経を刺激して、様々な痛みを引き起こしますが、同時に、体温調節中枢のプロスタグランジンという物質をも増やして発熱を引き起こします。サイトカインと発熱、さらに末梢組織のプロスタグランジンにより、知覚神経は刺激されるので、IGF-1が増えて、脱毛症が改善します。ロキソニンを飲むと、プロスタグランジンが減ってしまうので、解熱しますが、IGF-1も減って、脱毛も起こり、感染症も悪化します。カロナールは、IGF-1を減らしません。発熱は、生体防御反応のひとつで、免疫力をあげるので、昔から、発熱させることで神経梅毒やその他の感染症の治療にも使われていました。今では、がんの温熱療法による効果も、IGF-1を増やすことで、免疫力を高めて改善させていると思われます。最近の医学研究で、サイトメガロウイルス由来の物質を、肺がんを作ったマウスに投与すると、がんが消えたという報告がありました。やはり、ウイルス感染で、IGF-1が増えると、正常免疫は上がり、自己免疫は抑制されます。この治癒力を台無しにしているのが、現代医療、すなわち解熱などの対症療法です。ロキソニンやかゆみ止めなどの対症療法は、本当は危険なのですが、医者が頭を使わなくて、機械的にやるので問題です。カロナールしか安全な解熱剤はありません。