名古屋Kクリニック

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2022-06-13

IGF-1を増やすめまい治療の薬、薄毛も認知機能も改善!

60代の女性型脱毛症の患者様は、長年当クリニックで治療を受けられていました。今年の4月に、多忙の後にめまいが起こりました。頭の位置を変えると起こるめまいでした。内科でめまいの薬を出してもらったそうですが、効果はありませんでした。めまいの治療薬で、知覚神経を刺激するヒスタミンの働きと似た作用を持つ薬があります。ベタヒスチンという成分を含むメリスロンという商品名の薬です。ヒスタミンは、知覚神経を刺激して、かゆみを起こしますが、同時にIGF-1を増やすので、かゆみ止めである抗ヒスタミン剤は、脱毛を引き起こします。ところが、ベタヒスチンは、抗ヒスタミン剤とは逆の作用を持つので、IGF-1を増やします。IGF-1が増えれば、このようなめまいの原因になっている内耳の血流を改善し、めまいを改善します。この患者様の場合も、初夏の自律神経の不安定になる時期と多忙が重なってのめまいの発症だったのでしょう。頭頂部の薄毛も、めまいの後に悪化していたので(写真)、自律神経失調によるIGF-1の低下が、脱毛症の悪化とめまいの発症に関与していると考えられます。すぐに、カプサイシンとイソフラボンなどのサプリメントに加えて、メリスロンを処方すると、その1週間後には、めまいはおさまり、3ヵ月後には、薄毛も改善していました(写真)。2019年の1月に、東京大学や北海道大学の研究者らが、米国の科学雑誌にベタヒスチンが認知機能を改善させるという報告をしています。その機序は、明らかにしていないようですが、認知機能の中枢の海馬のIGF-1を増やしていることに間違いないでしょう。メリスロンは、副作用のない薬ですが、血圧を下げる作用や眠気があります。いずれもIGF-1の血管拡張作用と睡眠を深くする作用によるものでしょう。ヤクルト1000が品薄ですが、メリスロンがその代わりになります。円形脱毛症 病院