2022-05-06
30代の男性患者様は、アイボン使用で円形脱毛症を発症し、皮膚科で治らず、浜松医大でも治らず、当クリニックに来院されました。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、皮膚科治療中に傷んだ毛が抜けて、毛の生え変わりが起きましたが(写真、治療開始時)、その後、順調に改善して、治療3年以降は、もうすぐ治癒の状態にまで、改善しました(写真、治療3年2ヵ月後)。そして、一部の難治な部分を改善させるために、ウルソを併用すると、”生えてきた毛に寝ぐせが付くようになり、効果を実感しました!”と驚いたように連絡がありました。ウルソは、知覚神経を敏感にする作用があるので、カプサイシンなやイソフラボンなどのサプリメントとセファランチンの刺激に慣れてしまった知覚神経を、また、敏感にして、このように、併用すると、改めて効果がでてきます。他の患者さんでも、ウルソ併用で明らかな効果がでています。ウルソ(胆汁酸)にIGF-1を増やす作用があることは、古い薬の新たに見つかった作用として、さらに他の病気の治療にも、ウルソは応用できるでしょう。