2022-04-23
20代の女性患者様は、2歳で全頭脱毛になりましたが、8歳で自然回復しました。しかし、当クリニックの院長の治療を受ける1ヵ月前の初夏に再発しました。以前に名古屋市立大学附属病院の皮膚科の治療で治らなかったので、当クリニックの院長の治療を選択しました。約15年前の治療で、カプサイシンとイソフラボンのサプリメントに加えて、今にしてみれば微量のセファランチン(1日6錠)で、IGF-1を増やす治療を開始したので、効果が少しずつしか現れませんでしたが、辛抱強くIGF-1を増やす治療を受けられました。そして、セファランチンを150mg/日に増やして、改善が早くなってきました(治療14年1ヵ月後)。この時点で、まだ全体に毛が細かったので、梅花鍼を入浴時に併用してもらうと、その9ヵ月後には、明らかに産毛が増えて、髪の毛が太くなり、艶も良くなってきました(写真、治療14年10ヵ月後)。最初から、現在の治療のように、セファランチンを150mg/日用いていれば、もっと早く改善したと思われますが、幼い時の全頭脱毛の発症とその後の再発、そして皮膚科に行っても治らないことを体験しておられたので、お母様が長期の治療を続けられたのは、賢い選択でした。