2022-04-20
30代の男性患者様は、ロキソプロフェンあすか(ロキソニンの後発医薬品)の服用とロキソニンテープの使用で円形脱毛症を発症しました。近所の皮膚科に行くと、総合病院の皮膚科を紹介され、そこで日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインに沿って、抗ヒスタミン剤であるビラノアを投与されて、全身の毛が抜ける汎発性脱毛になりました。ビラノアは、脱毛させます。使われた理由は、皮膚科学会の根本的な誤りのせいです。困り果てて、当クリニックを受診されて、カプサイシンやイソフラボンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を開始すると、1年後には、産毛も眉毛も生えてきました(写真)。この頃から、安心したのでしょうか、サプリメントの飲み忘れが増えてきました。特に、初夏は再発が多い季節です。飲み忘れないようにとお話しましたが、分かってもらえたでしょうか?これからの行く末は2つ、治るかもとに戻るか(再発)です(図)。患者さんが決めます。