2022-03-19
関東地方在住の10代男性患者様は、アレルギー性鼻炎で処方されたタリオンを飲んで、円形脱毛症を発症しました。皮膚科に行きましたが、治りませんでした。関東地方では、円形脱毛症を治せる医療機関が見つからなかったので、当クリニックを受診されました。後頭部に大きな脱毛斑が2個ある、多発型円形脱毛症でした(写真、治療前)。カプサイシンなどのサプリメントとセファランチン大量で、IGF-1を増やす治療を行うと、スムーズに産毛が増えてきて、治療6ヵ月後には、もう治癒かと思っていましたが、さらに改善が続き、治療7ヵ月で、もう治癒状態とお伝えして経過を見ていると、治療8ヵ月後には、さらに改善が見られ、つむじの地肌が隠れるほどにまで改善し、この時に、お母様が、このように言われました。写真を見ると、さすがに、もうこれ以上改善の余地はないので、これは治癒です。当クリニックを受診される患者さんは、やはり脱毛薬で円形脱毛症を発症することが多く、発症の原因をお伝えすると、皆様一様に驚きます。こんな身近な薬で円形脱毛症を起こすとは思ってもみないでしょう。治癒を焦らずに、じっくり治療されたので、ここまで良くなりました。